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富士経済、光源・照明市場に関する調査結果を発表
発表日:2010年3月5日
省エネが進む光源・照明市場の調査結果
2015年予測
光源市場(世界) 5兆5,232億円(09年比140.7%)
照明市場(国内) 7,076億円(09年比110.6%)
LED電球市場(国内) 2,000万本(09年の10倍)
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 03-3664-5811 社長 阿部 界)は、低消費電力化が進み気候変動対策に貢献できるものとして注目を集め、また、消費者も省エネ技術を評価し始めている、光源および照明の市場について調査を実施した。その結果を報告書「Special Appli.光源/照明市場 実態・技術・予測 2010年版」にまとめた。
この報告書では、アプリケーションごとに各種光源の採用状況、技術的特長および商品競争力上からの市場分析を通じて、競合、新規用途開拓、棲み分けの動向などを明らかにし、アプリケーション別に市場構造や光源へのニーズなどの詳細な分析を行った。また、光源自体や照明関連製品の市場動向も調査することで包括的に光源及び照明市場を分析した。
<調査結果の概要>
●光源市場(世界)
※表1は添付の関連資料を参照
2009年の光源市場のうちわけは管球ランプが80%、LEDが15%、半導体レーザーが5%となっている。管球ランプは可視光ランプと特殊光ランプ(赤外光ランプと紫外光ランプを含む)に大別されるが、管球ランプの96%が可視光ランプ(3兆500億円)であり、可視光ランプの78%は一般照明向け(2兆3,800億円)である。可視光ランプの残りと特殊光ランプが特殊光源市場(7,912億円)となる。従って、一般照明向けの動向が全体市場に与える影響が大きい。
一般照明向け可視光ランプ市場は、世界の人口増や無給電地域の減少に加えて、安価な白熱ランプに代替する形で、単価の高い蛍光ランプやLED管球市場が伸び拡大している。ランプの長寿命化により取り替えスパンが長くなることが懸念材料であるが、前述のプラス要因が上回り、短中期的に拡大していくと予測される。特殊光源ランプ市場は世界需要の低迷により縮小した。
LED市場は、液晶バックライトで白色LEDがCCFL(冷陰極蛍光ランプ)を置き換え、一般照明分野でLED照明化が急速に進み始め、この2つの分野がLED市場全体の伸びを牽引している。
照明分野では、有機EL市場が2011年頃から立ち上がると予測される。
半導体レーザーは単価の高い次世代光ディスク装置や高速光通信向けの増加が予想される。
●照明市場(国内)
※表2は添付の関連資料を参照
(電熱/放電照明は電熱/放電ランプと電熱/放電灯器具の合計、LED照明はLED管球ランプとLED照明器具と演出用LED照明の合計)
※照明器具で、光源と一緒に供給されるものもあり一部照明器具の中に管球ランプが含まれるが、管球ランプはアフターメンテナンスルートが8~9割を占め、その量は僅かと推定されることから、合計値の大勢に大きな影響を与えないとして、便宜上合算した。
2009年は景気低迷から、建築物の新設着工件数の減少により電熱/放電灯器具市場が縮小した。電熱/放電ランプ市場は、需要の大半を占めるアフターメンテナンスルート市場が入居済み施設ストック数の減少及び施設稼働率の低下により縮小した。また、照明器具とのセットルート市場も照明器具市場の不調を受け縮小した。LED照明は、LED照明メーカーが増加し種類が拡充されたことから、販売先の裾野が広がり、まだ高価格ではあるものの徐々に低価格化が進み高成長した。今後は、LED照明や有機EL照明器具のような次世代照明市場が、単価が高いこともあり金額ベースでの成長を牽引すると予想される。環境志向の追い風を受ける次世代照明市場は、電熱/放電照明の照明技術及び価格レベルに近づくに連れて普及が進み、次世代照明比率は2009年の5%から2015年には23%へ上昇すると予測される。
<注目照明市場>
▽LED管球ランプ(国内)
2008年までは、LED電球やLED蛍光灯などは高価格であり、ランニングコストを含めた価格で導入を検討してもらう必要があったため、業務用をターゲットとしていた。2009年に、住宅市場に向けて低価格のLED電球が登場したことで、市場が開花した。管球タイプのLED照明の知名度が高まってきたことから、今後代替が進み、LED管球市場は、2015年には、2009年比約4倍の、335億円に達すると予測される。
●LED電球(白熱ランプ代替形)〔LED管球ランプの内数〕
2009年 200万本、35億円 2015年予測 2,000万本(09年の10倍)、200億円
2008年までは、非住宅分野で需要開拓してきたが、2009年6月にシャープが4,000円を下回る製品を発表し、その後市場は急激に活性化した。今後は、白熱ランプが製造・販売中止の対象となっていることから(現時点では口金がE26のものが対象)、LED電球市場は代替需要を取り込んでいく。ただ、電球形蛍光ランプと競合することから、スペックと価格を比較すると、LED電球の受容性を高めるには、店頭価格で2,000円を下回る価格が求められると考えられる。
▽有機EL照明器具(国内)
2010年見込 僅少 2015年予測 285億円
国内の有機EL光源メーカーとしては、NECライティング、コニカミノルタ、昭和電工、住友化学、大日本印刷、東芝、東北デバイス、パナソニック電工、三菱化学、Lumiotec、ロームなどが挙げられ、製品販売実績があるのは、東北デバイスのみとなっている。2010年にLumiotecやコニカミノルタ、昭和電工がサンプル供給を予定している。量産化の時期は、その他の有機ELメーカーも含めて、2011~2014年の間が予想されるが、国内市場での本格的な市場形成は2012年頃からが予測される。
市場形成当初は、一般照明分野ではホテルやショッピングモール、店舗分野が多いと予測される。これらの用途では、魅力的な雰囲気作りに先進的な照明技術を積極的に採用する文化・風土がある。演出照明やアクセント照明、デザイン性の高いインテリア照明、間接照明が利用されており、また、店舗では薄さを生かしてスリムラインの代替として棚下灯やショーケース灯としての利用も考えられる。初期の有機EL光源は高価と予想されるが、これらの用途では比較的光源に割り当てる予算比率も高いとみられる。発光技術が改善され、低価格化が進むに従い天井照明として使われると予測される。また、店舗・施設分野から、住宅分野への広がりも期待される。屋外分野は耐環境性の観点から市場形成に時間を要すると考えられる。電光看板向けは屋内看板が想定される。
<調査対象>
1.光源市場
可視光ランプ、赤外光ランプ、紫外光ランプ、パッケージLED〔可視光(単色・白色)・赤外光・紫外光〕、照明用有機EL、半導体レーザー
2.アプリケーション別市場
映像・表示用途:液晶バックライト、プロジェクタ、LEDディスプレイ、携帯電話
センサ用途 :赤外線センサ、光ディスク装置、光通信、OA機器
産業用途 :画像処理用、キュアリング用、露光装置、ランプアニール装置、内視鏡/顕微鏡
自動車用途 :自動車用外装ランプ、自動車用内装ランプ
一般照明分野 :住宅照明、オフィス・ビル照明、店舗照明、施設照明、屋外照明、電光看板
3.照明関連製品市場
LED照明:LED照明器具(白熱、ハロゲン、蛍光、HID灯代替形)、LED管球ランプ(白熱、ハロゲン、蛍光、HIDランプ代替形)、演出用LED照明
有機EL照明:有機EL(光源)、有機EL照明器具
電熱/放電灯照明器具:白熱、ハロゲン、蛍光、HID灯器具
電熱/放電ランプ:白熱、ハロゲン、蛍光、HIDランプ
<調査方法>
富士経済専門調査員による対象先企業等への直接面接取材を基本に、電話ヒアリング等により補完。
<調査期間>
2009年11月~2010年1月
以 上
資料タイトル:「Special Appli.光源/照明市場 実態・技術・予測 2010年版」
体 裁 :A4判 369頁
価 格 :97,000円(税込み101,850円)
調査・編集 :富士経済 大阪マーケティング本部 第二事業部
TEL:06-6228-2020(代) FAX:06-6228-2030
発 行 所 :株式会社 富士経済
〒103-0001東京都中央区日本橋小伝馬町2-5 F・Kビル
TEL03-3664-5811 (代) FAX 03-3661-0165
情報内容は参考情報として、提供しています。
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